コーヒー豆の焙煎度と味わいの違い|浅煎り・中煎り・深煎りの特徴解説 | COFFEE LAB KOMAMEYA

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コーヒー豆の焙煎度と味わいの違い|浅煎り・中煎り・深煎りの特徴解説

関西・大阪梅田から1駅の場所でコーヒー器具専門店・検査機関を運営しているCOFFEE LAB KOMAMEYAの小西です。

当店はコーヒー器具の販売を専門に行っていますが、器具の比較検討に適したコーヒー豆の提供も行っています。

そのため焙煎度は一辺倒に「浅煎りのみ」などに特化せず、コーヒー豆の個性を判定した上で「浅煎り・中煎り・深煎り」の3つの焙煎度に分けています。

この記事では、当店が採用する各焙煎度の考え方と味わいの特徴を解説し、あなたの好みに合ったコーヒーを見つけるためのガイドとしてご紹介します。

焙煎度の決め方について

当店が提示する焙煎度は、コーヒー豆や精選方法由来による風味(フルーツ・花・酒のような香り)、焙煎中の糖の褐変反応による甘い香り(ブラウンシュガー・ローストナッツ・キャラメルなど)、有機物の熱分解による香り(スパイス・ロースト臭)の割合で判定しています。

つまり、カラーアナライザー等を使用した色判定とは異なる”風味を主体とした”判定方法です。

また焙煎度は”コーヒー豆の個性”に応じて決定するため「品種がゲイシャ種だから浅煎りにする!」という固定観念を取り払って焙煎を行います。

そのために、生豆の品質を評価するための国際資格Qグレーダーの技術を活かして、各ロットのサンプルローストを行い「どの焙煎度で最も魅力が引き出せるか」を判断しています。

次に各焙煎度についてどのような基準で決めているのかを記載します。

浅煎り(Light Roast)

浅煎りは、コーヒー豆本来の個性や発酵由来の香りを尊重した焙煎度です。

基本的に豆の品質由来によるフルーティーな風味・酸味・花のような香りを主体として、焙煎による甘い香りもほのかに感じられるようにしており、苦味はほとんど感じません。

特に品質の高いコーヒーでは焙煎による香りを極力抑え、コーヒー豆由来の風味と甘味を最大限に活かす極浅煎りにする場合もあります。

ワイン・果実酒・紅茶のように香りを楽しみたい方や、サトウキビのような甘い味を好む方におすすめです。

中煎り(Medium Roast)

中煎りは焙煎由来の”甘い香り”を主軸に据え、コーヒー豆由来のフルーティーやフローラルな香りも同時に感じさせる焙煎度です。

酸味や発酵感などの豆由来の風味が突出している場合は、中煎りにすることで豆の個性と焙煎由来の風味を両立させることができます。

口に含むと、甘い香りと穏やかな酸味が同時に感じられ。飲み込んだ後に心地よい甘さとほんのりとしたコーヒーらしいほろ苦さが広がります。

「スペシャルティーコーヒーに挑戦したいけど、酸味が苦手」という方にオススメの焙煎度です。

深煎り(Dark Roast)

深煎りは、コーヒーの甘さと苦味のコントラストを強調した焙煎度です。

中煎りで感じられる甘い香りが更に向上し、苦味とボディ感(口当たりの厚み)を持たせます。

故に「ただ苦いだけの深煎り」ではなく、キャラメルやチョコレートのような甘い香りが強く伴う深煎り豆が基本軸です。

そこに個性の強い豆を使用し、酸味・甘味・苦味が三位一体となって複雑で奥行きのある風味を表現したり、個性の少ない豆を使用することで圧倒的な甘さを楽しむことができます。

「酸味は苦手だけど、苦すぎるコーヒーも嫌」という方は、当店の深煎りを試してみてはいかがでしょうか。

サンプルローストについて

当店では、品質評価や焙煎基準の確認を目的としたサンプル焙煎の依頼も承っています。

Qグレーダーが同一条件で複数サンプルを焙煎し、豆のポテンシャルと焙煎度による風味差・焙煎方法のアドバイス等を提供できる内容となっています。

ただポテンシャルを把握するだけでなく”豆の硬度・焙煎中の水分値の推移”も計測可能で、レポートとしてご提供可能です。

焙煎機の特性を問わず、コーヒー豆の本質を見極めたい方や、新しい豆の取り扱い前に傾向を掴みたい方や事業者様におすすめです。

焙煎度と味の関係を体験したい方へ

「最近コーヒーが好きになったけど、焙煎度や風味のバリエーションがよくわかっていない」という方のための講習も実施しています。

  • 国・地域による違い
  • 精選方法による違い
  • 品種による違い
  • 焙煎度による違い

上記の違いを実際に体験していただきながら「コーヒーの味の違い」と「自分の好み」について論理的に理解し・明確な言葉にすることができます。

総括・まとめ

改めて当店の焙煎度についての見解をまとめると、、、

  • 浅煎り:豆本来の個性と酸・香りを重視
  • 中煎り:甘い香りとバランスを重視
  • 深煎り:甘さと苦味、ボディ感を重視

基本的に「豆の個性をどこまで残すか」を判断軸としています。

そのため同じ銘柄でも、豆の状態や収穫ロットによって焙煎度を調整しています。

焙煎は単に焼くだけではなく、コーヒー豆と人をマッチングさせるための工程です。

一粒一粒の個性を大切に、最適な焙煎を行って参ります。

不明点やご要望あれば、お問い合わせ・SNSからお気軽にご連絡ください。

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